漫画村が閉鎖!代わりの無料漫画アプリとサイトを調べてみた

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漫画村がついに閉鎖

漫画村とは?

漫画村とは、2016年に開設された海賊版の漫画ビューアサイトです。漫画書籍のほか、小説や写真集なども違法コピーされた上アップロードされており、ユーザーはこれらを無料で閲覧することができました。

現在では漫画村はアクセスできない状況となっています。この漫画村へアクセスできなくなった経緯を時系列にまとめました。また、漫画村を利用する危険性について解説していきます。

漫画村は違法サイトだった


漫画村は、2016年に漫画が無料で読めるサイトとして開設されました。
ネット上にアップロードされている漫画の画像を収集するという手法でこれら漫画を公開しており、ユーザー側は料金を払うことなくこれらの漫画を読むことが可能でした。

無料で読めるということとその手軽さから、2017年ごろからユーザーが激増し、2017年12月ごろには1億アクセスを突破、利用者の数では9000万人を越えていたとされています。

このように順調にユーザー数、そしてアクセス数を伸ばしていた漫画村でしたが、転機が訪れたのは2018年の2月9日でした。

この日行われていた衆院予算委員会にて、丸山穂高議員が、漫画村を名指しで話題に挙げ、著作権に関する質問をしました。

これに続くように、2月13日には漫画家の団体である公益社団法人・日本漫画家協会が、2月16日には漫画家の交流団体であるマンガジャパンがそれぞれ、違法にアップロードされた漫画を利用しないように声明を発表しました。

この時点で、漫画村の見解は、「自分自身で漫画を違法アップロードしているのではない(ネット上の画像を収集して公開しているだけ)」である上、「著作権保護のない国で運営している」ため、違法ではないとしてきました。
また、3月の時点では有料プランである「漫画村PRO」を発表していました。

こうした中、国会質問を含め新聞・テレビなど各種メディアでの取扱も大きくなってきた2018年4月、日本政府が漫画村を含む海賊版サイトへの対策を講じることとし、4月13日に「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策(案)」が発表されました。
この「緊急対策」の内容とはすなわち漫画村を想定しており、その他にも違法性・悪質性の高いサイトについて、インターネットサービスプロバイダ(ISP)事業者に対して、アクセス先への接続を遮断する「ブロッキング」を行うというものです。

またこのとき、4月の初旬時点でGoogleの検索結果からはDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づく著作権侵害報告を受けて「漫画村」が削除されており、検索結果に漫画村は現れない状態となっていました。

その4日後である4月17日ごろには、漫画村へ接続できないという状況になり、この時点で漫画村運営者による閉鎖が行われたのではないかと推測されています。

ただし4月中旬以降、漫画村の後継とみられる海賊版サイトがサイト名やドメインを変え開設されるも、すぐにアクセス不能になったという経緯があります。

なお4月23日、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、NTTぷららの3社が日本政府からの要請に応じ、緊急措置としてサイトブロッキングを行うと発表しています。

漫画村の問題点ってなんだったの?

略歴にも示したように、漫画村の運営者は一貫して、漫画村のサイトや掲載されている漫画に違法性はないという立場を示してきました。
この場合の違法性とはすなわち著作権法であるわけです。

現在の日本の法では、著作権者による許諾や契約なく、漫画をはじめ音楽、映像やゲームソフトなどのデータをアップロードすることは違法とされており、実際に逮捕者も出ています。

この点で言えば、まず漫画村の運営者は違法アップロードと判断される可能性が極めて高いといえるでしょう。
事実、すでに2018年5月14日には、福岡県警などが漫画村について、著作権法違反の容疑で操作を開始したことが報じられています。

なおこのようなケースで、ダウンロードを行った側についても、著作権法による「違法ダウンロード」と定義されることがあります。
違法ダウンロードはについてはすでに2012年に刑事罰化が行われており、著作権への侵害として認定されれば、刑事罰が課されることを知っておく必要があるでしょう。

漫画村は単に「無料で漫画が読めるサイト」や、「ネットに落ちていた画像へのリンク集」というような位置づけではなく、明確に「著作権侵害を行っているサイト」と定義づけられたというわけです。

漫画村の危険性と収益のゆくえ

そもそも、このように漫画村が話題になったのはその利用者の多さによるところが大きいでしょう。
そして、これだけの利用者を抱えることになった要因としては、やはり漫画村が「無料で漫画が大量に読める」という、ユーザーの要望を叶えた形をとっていたためです。

漫画は紙の本を買うにしても電子書籍で買うにしても、ページ数などによりますが500円から700円程度のものが多く、これが無料で読めるということになれば、漫画にわざわざお金を払いたくない、という人々の支持を集めることは容易だったでしょう。

ここで気になるのは、なぜ漫画村の運営者は違法状態である、あるいは違法状態に近いかもしれない、という可能性のサイトを運営し続けたのかという点です。
そこにはやはり、サイトから生み出される収益のことを抜きにしては語れないでしょう。

漫画村には広告配信システムが設置されており、ページを開くと広告が表示される仕組みでした。ここから表示された広告によって、サイト運営者は収益を得ていたものと考えられています。

この広告については、クリック、あるいはスマートフォンであればタップされることで報酬が発生する仕組みのものと考えられており、そのため誤クリック、誤タップをしやすい位置に表示されるように工夫がなされています。

出稿されている広告の種類は膨大で、どの広告が表示されるかは毎度異なるものの、「ウイルスを検知した」というメッセージを表示させてアプリのインストールを促す広告を表示させることは利用者の多くが指摘をしていたところです。

このような広告が実際に端末に悪影響を及ぼすウイルスであるかどうかは全てのケースで判断することはできませんが、意図しないアプリをインストールさせられる危険性は否定できないところでしょう。

そしてもう一つ、漫画村の収入源となっていたと考えられているのが、「仮想通貨の強制マイニング」です。

仮想通貨はPCやスマートフォンで少しずつ採掘(マイニング)をすることで保有量を増やすことができます。
ただし、マイニングをするためにはPCやスマートゴンのリソース(具体的には、演算能力=CPUへの負荷や、バッテリーなど)を使用します。
このため、漫画村に設置された仮想通貨の強制マイニングをさせられると、自分が意図せずにPCやスマートフォンのリソースを貸し、漫画村運営者の収益を手伝っているということになります。

またそれだけではなく、仮想通貨のマイニングソフトの中には、該当のページやブラウザを閉じたあとでも、バックグラウンドで採掘を続けることができるものもあります。つまり、一度漫画村にアクセスした後にも、仮想通貨のマイニングを手伝わされている可能性が高いということです。

著作権における問題だけではなく、これらのような問題点も、漫画村に対して指摘されていたところです。

結論:漫画村はもう見れない

漫画村について、漫画村がアクセスできない状態から実質閉鎖と見られる現在にまで至った経緯と、その問題点・危険性について解説をしました。
現代では漫画は紙の媒体だけではなく、電子書籍という形で保有することもできる時代です。
だからこそ、漫画を掲載する販売サイト側だけではなく、利用する側にも著作権法を遵守する姿勢で利用するという意識が必要です。

無料で読むことが法に違反すること、そしてなにより、漫画を生み出した作家や作者へ多大な損害を与えることにも思いを馳せ、適切な方法で入手した漫画を楽しむことこそが、「漫画やその作品が好きといえるための最低限守るべきルール」といえるでしょう。

漫画村の代わりの無料漫画アプリ

漫画村が見れなくなった今、各社から無料でコミックを読むことができるアプリが続々と出てきています。時間をかけると無料で、早く読みたい人は有料とわかりやすいものが多いですね。

漫画村の代わりの無料漫画サイト

無料の漫画サイトもあります。メリットは専用のアプリやソフトをダウンロードせずにどこでも読めることです。